世界遺産と言えば、誰もが知っているような歴史的建造物や
息を呑むほどに美しい大自然が作り出した奇跡的な景観など、
想像を絶するようなものばかりを想像してしまいますよね。
ところが、ドイツには一見とても世界遺産には見えない建造物が存在します。
それが『ベルリンのモダニズム集合住宅群』です。
これはドイツがまだ『ヴァイマル共和国』という国だった
1920年代後半から1930年代はじめに建てられた建築物で、
当時としては最先端のモダニズムを取り入れて建てられたという建物としての価値はもとより、
世界中の集合住宅の様式に決定的な影響を与えたという
パイオニア的な存在としての価値も評価されたのだとか。
実際、今もまだ人が生活している状態の集合住宅なのだそうですが、
水道の水漏れが起こったりした場合はどうなるのでしょうね。
歴史的な付加価値がついてしまった以上は、
中だけ近代的なシステムに換えるわけにもいかないでしょう。
そんなことを考え出したら、朝になっていました。
これは一度行ってみなければなりませんね!